車の運転が好きだからと言っても
私は運転するのが好きな方なので、助手席や後部座席に乗っているだけよりも、自分で運転して痛いと思う。
もちろん車の話なのだが
もしかしてこれは人生の話なのかもしれないし
あるいは人間関係における自分の立ち位置の話なのかもしれない
今日は振替休日の息子と平日休みの妻が夢の国へ。
5時半に車で都合の良い駅まで送ってから家に一人戻り、出社時刻までニュースを見た。
12時間労働してから、こうしてまた妻子を迎えに車の運転をしている。(もちろんスマホは駐車していじる)
自分がコントロールする人生が他者の為になっていたい
自分が他者をコントロールすることで幸せになって欲しい
それは危険な思考だ。他者も自分の人生を、そして自分自身を主導的に生きる権利がある。
私はただ車を運転することを選んでいるだけだ。
この日本という国は、寿司屋に行くと自分の食べたいものを注文せずに「おまかせ」する、という文化がある。そういうところが好きだ。
他人は思い通りにならない。しかし他人に自分を委ねたい者が多くいる。
そして運転が好きな私がいる。
運転はすればするほど上手くなれるが、運転すればするほど事故の確率も増える。
私は一度もゴールド免許になったことがない。
独りよがりの人生に終止符を打ってくれた妻との出会いに感謝を贈る。
最愛の息子が、明日も元気よく学校生活を楽しめるように
風呂上がりのビールを我慢して、ハンドルを握った今夜の私だった。
そしてこれは本文と全く関係のない私の胃袋に収まった食べ物の写真だ