ただ二年間書くブログ

仕事あり、妻子あり、一戸建てローンあり、車もあるが裕福かと言われたらそうでもない。不自由だが幸せである、そんな気持ちを表せたら。そして自分らしさって一体どういうことなのか?どうでもいいけど真剣に、二年間毎日書くことが最大の目的であるブログ

吉野家にうな牛は無いから気をつけろ

毎年暑い時期になると大手牛丼チェーン店でも、鰻が限定メニューとして提供される。

 

贅沢に育った私にとっては「牛丼屋で鰻食ってどうすんだ?」と偉そうに嫌煙して、3000円ほどの鰻重を食べたりしていた。

 

月日は流れ世帯を持ち、ファストファッションに身を包んだ私は贅沢をしなくなった。

しかし鰻は食べたい。

 

ということでこの夏、禁断のメニュー「うな牛」をすき家で初めて食べてみた。

カオス中のカオスと思っていたが、食べてみたらなかなか美味しくて、週に3回も食べてしまった。

 

調子に乗った私は妻を口説いて今夜の夕飯は吉野家で買ってくる約束をした。

訳がわかっていない息子は普通の牛丼を注文していた、私は何も教えない、苦渋を舐めて経験を積めば勝手に成長するだろう。私のうな牛は一口もやらん。

 

妻は危ない橋を渡らないタイプの人間なので鰻重を希望。まあそりゃそうだろう、まともな感覚だ。

 

結局、私だけうな牛だ、どちらの味も楽しむことができる、幸せの独り占めだ。

 

「うな牛はありません」

 

店員の発している言葉が最初は入ってこなかった。言語として耳を通り過ぎてからも意味を理解するのは不可能だった

 

「ありませんて?テイクアウトは無理ってことですか?」と質問すると

 

「ウチではやってないんですよ、すき家さんとは松屋さんじゃないですか?」と店員さん

 

ようやく理解した。先入観は恐ろしい。三強ならどこも同じサービス展開しているのだと勝手に決めつけてしまっていた。私は恥ずかしくなった。

 

帰って調べてみると確かに松屋にはうな牛の類似商品があった。これはこれで次回挑戦しなければならない。

 

そして吉野家ではうな牛的な商品はなくで正統派の鰻重しかないから気をつけて欲しい。

 

仕方なく私が今夜食べたのはネギ塩牛カルビ丼だった。

 

鰻を食べたのは妻だけだった。