ニンテンドースイッチのある暮らし。
大人になってゲームはやらなくなった。
子供が生まれて成長し、ゲームを欲しがった。
つい管理を面倒がってしまい、割と他所よりも遅くまで買い与えることをしなかった。
10歳の誕生日にいよいよニンテンドースイッチを買ってあげようとしたが、新型コロナによる自粛生活のせいで、入手困難な状況になっていた。
田舎暮らしの友達に応援してもらったが無理
結局諦めていたが、親切な知人が「抽選で二個当たったから一つ譲るよ」と連絡をくれた。世の中は捨てたものではないし、人間と人間は美しい関係にあると思う。
そんなこんなで自宅にゲームが導入された。
ソフトは一つも買っていないが、「Fortnite」という無料のゲームをダウンロードした。
100名がオンラインで繋がり、銃撃戦などによるバトルロイヤルをおこなうゲームで、子供達も熱狂しているとのこと。
eスポーツの大会では、優勝した13歳の少年が3億円の賞金を手にしたという話も聞いた。
子供と一緒にプレイしてみると、確かに面白いと思った。
負けると悔しい、1位(ビクロイという)になると嬉しい。
燃える、胸が熱くなる、時間を忘れる、ゲームに夢中になってしまう。
子供には1時間の制限をかけ、きちんと守らせている、そしてゲームまでに宿題をはじめとした、いわゆる「やること」を終わらせるようにさせている。
子供は従順で、これまで発揮しなかったスピード感と効率化の掛け算を最大限取り入れた動きを生活上で見せている。それはそれでいい。
そして問題の大人、私といえば子供が寝たあとに際限無くプレイを続けて、寝るタイミングを失ったり、終いには酒を飲んでしまう始末。
いけませんね。
子供を見習う大人であることに抵抗はないが、私自身も子供に見習われる努力を怠ってはいけない。
夜中にビクロイして、小さな声で「オイヤ〜」とか「ウエーイ」と奇声をあげる大人になりたかったわけではない。
ニンテンドースイッチのある暮らしは危険だ。一度手にしたらもう終わりだな。さて、そろそろ今夜も。。