はじめて友人と二人で焼肉を食べに行った話

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

こんなこと感じたくないというのが本音だが

感じないわけにもいかない。

もはや、大人になったな、というよりは歳を取ったな

といったほうが正しいのか

しかしそれではあまりに書くことがつまらない

疲れが取れなくなったとか、肘が痛くなったとか

そんなことばかり書いても仕方がない

すべての男性は童貞喪失した時は大人になったなと感じたことだろう

あれほど一つステージを上がった実感を覚えることはない

そしてまだの友人をとてつもなく高いところから見下ろした気分になる

しかし実際はほとんどがまだ子供のような年齢だったりするわけだ

コーヒーをブラックで飲めるようになったとき

なんていうのは、きっとはじめは無理してかっこつけているだけなので

実際に本当にブラックがうまいと思うのは無意識にそうなっていたりする

だから実感はないのだ

そして肝心の私の場合ですが

実ははっきりと覚えている時がある

大人になったなと感じた瞬間

これは、友人と二人で焼肉に行ったときだ。

割と遅くて１９歳の時だったかと思うが

自分のバイトしたお金を使って、同年代の友人と二人で

焼肉屋さんに行った

二人で十人前ほど食べて７０００円ほど払ったと思うが

それまで焼肉というのは家族で行くものだと認識していたので

そうでない状況を自分で作り出せたことが新鮮だった

それからは当たり前のように焼肉なんて行くようになったが

後にも先にもあの一回目だけはすごく大人になったことを感じた

同じ友人と二人で回らない寿司屋で特上を頼んで食べたこともあったが

その時は感じなかったな。

という話だった。