ネットが今の私を創っている。ネットのせいでどうたらこうたら悪く言わないでくれ。
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」
私がインターネットを始めたのは20歳のころ、1999年だったと記憶している
当時一人暮らしをしており、学校の同級生たちの間で徐々に自宅でインターネットをするものたちが増えつつあった。
docomoはiモードを発表して、折りたたみ式携帯端末も流行っていた。
私は携帯でEメールを打てるようになっただけでテンションがあがり、顔も知らないどこかの女子とメールのやりとりをして興奮していた
チャットがしたくなり、インターネットを部屋に引いた。ISDN回線。
ICQというアプリでリアルタイムに23時から無駄な会話を永遠とした
知らない人とも話して、実際に待ち合わせしてあったりもした。
「もっと早く始めるべきだった」素直にそう思った。
まだの友人たちにとにかく強く薦めた。まずは始めないと始まらないと力説した。
その後独学でHPをたちあげたり、Adobeソフトをいじり倒したりもした。
ブログも書くようになった。
何かが今もちゃんと継続できていたのならば、少しは収入になったのかもしれない
どれも中途半端に終わったということだ。
うちの奥さんともネットがなかったら知り合うこともなかった。
いわゆる出会い系サイトではないにしろ、ネットで知り合った男性を介して知り合ったのだから。
私とインターネット
いまではiPhoneのスクリーンタイムが10時間を超えるわけで
ネット不使用の1日など絶対にありえない生活となった。
あの20歳のころに、もし「俺はそういうのしねえ」という謎のスタンス、逆張りをしていたら
今頃どうなっていたのか?
ネットを始めるにあたり、もう練習したタイピング
これは社会に出て、何よりも役立っている。こんなことすらできなかったら、今頃業務をこなせていなかったと思う。
ネットがあってよかった。悪く言わないでほしいと思っている。昔から。