無印良品の硬い固いコートの話
先日、この商品を買った。
セールで半額になっていたのと、自分で言うのも何だが似合ってしまったこと、妻の承諾が得られたことなとなど重なったから。
店舗での購入だったので、試着もした。
なんだか固い生地だな、とその時も思ったが、新品だからかな?とあんまり気にせずに購入。
で、クローゼットにかけて数日が経ち
今日初めて着用して外出しているのだが
思った以上に固いな
なんだこの固さは?
本当に衣類なのか?
本当に布でできているのか?
バキ!ベギ!っという音こそしないが、段ボールか、ベニヤ板で出来てるのではないか?と疑う固さ
ゆえに
スッと立ってジッとしている際には体型に左右されずに、それなりにシルエットが保たれてなかなかよろしい感じた。
一度動作が加わると、特に座ったりしようものなら即座にその固さが浮き彫りになる。
帰宅したら脱いで試したいのだ、恐らく脱いだままの形で自立するのではなかろうか?
ロシアで生活したことのある人が言っていた話だが
マイナス20度の外気温から帰宅して、室内で脱ぐコートは、まさにバキバキと脱ぐ感じだそうだ。
私が手に入れたこのコート、春先には寒さと共に和らいでくれるのだろうか?
同じものを購入された方がいたら、お互いにこのコートを着てハグしたいものだ。
ガサゴゾという音と共に、人と人が触れ合うことで起きる温もりや安心感が一切感じられないのだろうな。
買うときにどうして気付かなかったのか?
いや、正確には気付いていたのだろう
問題から目を逸らし、新しいコートが手に入るという目先の利益だけに執着した結果だ。
そして今私は、「それでもこれはこれで結構気に入ってるんだよ」という思考を自分の中に創り出し塗り潰そうしている
そうやって人生は続いていくのだ。