M-1グランプリ 優勝はマジカルラブリー
漫才ナンバーワンを決定する番組「M-1グランプリ」が先日放送された
優勝はマジカルラブリーというコンビ
まずはおめでとうございます。
人を笑わせるのが生業、とてもリスペクト。
一度だけ新宿のルミネで生のお笑い芸人を間近で観たことがあるが
これ以上は死ぬ、と思うくらい笑った。
こういうと語弊があるかもしれないが、映画よりもコンサートよりも
ずっとずっとお金を払って観にいって良かった〜と心から満足した。
本当に面白かった。
ちなみにその時のダントツ一位は「くまだまさし」
ドッカンドッカン笑を取るとはまさにあの状態だと思った
どんなに辛いこと、嫌なことがあっても、あの劇場にいたら全て忘れられたと想像。
それくらい最高の体験だった。
で、今日は何が書きたいか?というと
やはり昔に比べてM-1がつまらなくなった、という個人的な感想。
正直、観ていられない。
言い直すと、きっとM-1がつまらなくなったのではなく
私がつまらなく感じるようになってしまった
ということなんだと思う
はじめてM-1を見たのは第二回目の開催の時だったと思う
1回目は、そういった催しがあって中川家が優勝した、という事実を後から知ったという状態だった。
二回目は絶対みよう!と心に決めて迎えた12月。
ドキドキしながら録画をセットしてTVにかじりついた、まだ14インチのブラウン管テレビだった
ますだおかだが優勝したその年、おぎやはぎやテツandトモらも同じ決勝のステージに立っていた。敗者復活戦から這い上がってきたのはスピードワゴンで、勢いがあったしウケているように記憶していたが、立川談志がまさかの50点をつけて凍りついたような時間が一瞬流れた。
とにかくヒリヒリした番組だった。漫才のボケ、ツッコミのあとに審査員の島田紳介のクスリとも笑わない真剣な表情がぬかれたりしていた
闘いだった。
それは死闘が映されていた。
いまより20歳若かった私は、その真剣勝負に魅了されていた。
それが、どういうわけか40歳を超えた私には、もうそういう世界に引き込まれることがなくなってしまった。
誰が優勝してもどうでもいい、どうせ知らない人たちだ。
そんな風に思えてならない。
もうついていけてないのだろう
途中、「うるさいな〜」と思ってしまう。
2002年はハリガネロックの漫才をみていてもそう思わなかったのに。
だんだんそうやって何も楽しめなくなってしまうのか?
私が生きているうちに、松本人志のような時代を築くカリスマお笑い芸人はまた生まれるのだろうか?
気になって死ぬに死ねない。
ちなみにウエストランドを応援していた。
あの見た目は