花粉症の市民権
今週のお題「花粉」
毎朝ニュースで花粉の情報について確認している
しかし私は今のところ花粉症ではない
妻は花粉症だから、耳鼻科で薬を処方してもらったりしている
なるべく家の中に花粉を持ち込まないでほしいと訴えられる
自分ごととして捉えられていないので、なかなか協力できていない現状がある
この花粉症という症候群
ずいぶん当たり前のようになったが、30年前は大変だったらしい
周囲の理解が著しく低かったため、当時から重度の花粉症だった方は
職場で「なんだそのいいわけ」「たるんでないで仕事しろ」と罵られたそうだ
なんでもそうだ
自分たちが知らないことは知ろうとせず
できない人が悪いと決めつける
障害の社会モデルなんて理想論なのか?
私は自分が花粉症ではないが、花粉症に理解がある
くしゃみやめのかゆみがどうしようもなく抑えられない状況を想像できる
薬を飲もうが、マスクをしようが、似合わないJINZのメガネをしようが、コントロールできない症状と付き合いながら家事や育児や仕事をこなさなきゃならない苦労を100%でないにしろ想像することができる。
そうすると、無理させるわけないは行かない、自分にできることはなんだ?という意識と行動になってくる
間違っても、そういう状態の相手を否定することはないし、個人の原因にするような発言はしない。
世の中全員そうあるべきだ。
多様性と寛容性は一部に広がれば良いわけではなく、全体に広がらないと。
そしていつか私も花粉症になる日がくるだろう
そんなときに優しい社会であってほしいと切に願う